元システムエンジニアで、現在患者の「いなほ」です。
ブログのサブタイトルにもあるとおり、デジタルアイテム(ガジェット)にもうるさい僕です(笑)
いろんなモノにチャレンジして、見事に玉砕したものや長年使い続けているものもあります。
一気に紹介すると他の記事が書けなくなるので(笑)、マウスだけにしたいと思います。
ロジクール「MX Master 3」
ロジクールは、以前からマウスやキーボードに特化した独創的な商品を出しているメーカーです。
通常はデスクトップパソコンを購入すれば、マウスやキーボードは付いてくると思います。
「わざわざ買う必要あるの?」と思うかも知れませんが、理由があるからこそ買う人がいるのです!
ハッキリ言って高い!!
Amazonでは13,500円で販売されています。(2021/03/01現在)
いくらなんでも、「こんな高いマウス買う人いるの?」と思うでしょう。
それでも使う理由
僕はこれでも元システムエンジニア(SE)です。
朝出社してパソコンの電源入れて、ランチもパソコン見ながらで、帰るまでパソコンのスイッチは入れっぱなしです。
その間、一日中モニターを見て、キーボード叩いて、マウス何回クリックしたか・・・数えたいくらいです(笑)
SEは目だけでなく、手にも負担をかける職業なのです。
なので、身体に負担をかけない方法を積極的に導入してきた結果が、「MX Master 3」に繋がっています。マウスを酷使しないよう(特に指)にいろいろ考えられて作られています。
他のマウスには例を見ない機能
「戻る・進む」ボタン
Webページを見ていると、ブラウザ上部の「戻る・進む」ボタンをクリックで移動する方も多いと思います。
でも、「MX Master 3」には最初から専用のボタンが付いています。
ちょうど右手の親指が来る部分にボタンがあって、マウスを動かすことなくページを移動できます。
ただし、この機能なら他社製マウスにも装備されています。
透明ガラスの上でも操作可能
以前のマウスは「トラックボール」と言われるボールが入っていて、どこでも動かせました。
しかし、最近は「光学式」のマウスが主流になりました。
光学式になってマウスの感度が良くなった一方で、操作できなくなった場所があります。
その例がガラスで、透明なガラスの上だと反応しない事があります。
「MX Master 3」を始めとするロジクール製品の一部はガラス対応になりました。
「そんなところで使う人いるの!?」と思うかもしれませんが、自宅のPCデスクは透明ガラスです(笑)
高速かつ大量のスクロール
「MX Master 3」のホイール(左右ボタンの中間にある上下にくるくる回すもの)は2つのモードがあります。
ひとつはホイール付きマウスなら普通に付いている「ラチェットモード」、もうひとつが「フリースピンモード」です。
「フリースピンモード」にすると、ホイールを1回回すとしばらく回り続けてスクールが自然に止まります。
例えば、Excelで1000行下のセルを見たいという時、スクロールバーを動かしても思い通りの場所に止まらないことがあります。
その点、フリースピンモードで表をスクロールさせると、狙った行に来たときにホイールを止めれば良いだけです。
ラチェットモードで1000行スクロールさせるのは至難の業です。
1000行も入る表を作る機会は余りないかもしれませんが、Excel以外でも役に立つアプリがあると思います。
ちなみにこの機能は、歴代のロジクールのハイエンドマウスでも搭載されたり搭載されなかったりしてきています。
技術的な問題なのかどうかは分かりません。
横スクロール用ホイール
少なくても僕がパソコンで触れるものは、上下はあっても左右がないものが多いです。
なので、「横スクロール用ホイール」と聞いて「?」と思う方もいるかも知れませんが、これまたExcelでは活躍します。
Excel1シートあたり、セルは1,048,576 行、16,384 列まで入力可能です。
(Excel2019の場合)
要するに下は約100万行、右は約16000行まで動かすことが出来るのです。
(仕様上の話しです)
僕も現役時代にうんざりするほどExcelで文書や表は作りました。
基本は縦長になることが多かったのですが、たま~に横長の表に出くわすことがありました。
こういった表に出くわした場合、横スクロールをするときは左右矢印キーを延々と押し続けるか、スクロールバーで動かすしかありませんでした。
このホイールは今は殆ど使用していませんが、これまたExcel以外でも活躍の場はあると思うのです。
ウインドウの切り替え
ウインドウの切り替えはタスクバーのアイコンをクリックすれば、好きなアプリに切り替えられるのは基本中の基です。
ただ、いちいちマウスカーソルをタスクバーまで動かす必要があり、頻繁にアプリを切り替えるときは時間の無駄です。
他に「Win」+「Tab」キーや「Alt」+「Tab」キーと言ったショートカットキーもあります。
「MX Master 3」では親指の部分にボタンが有り、ボタンを一回押せばウインドウを自由に切り替えることが出来ます。(「Win」+「Tab」キーと同等の機能)
Easy-switchとLogicool Flow
「MX Master 3」は3台のデバイスと接続(ペアリング)が可能です(Easy-switch)
マウスの裏に小さなボタンがあって、ボタンを押すことで動かしたいデバイスを切り替えることが出来ます。
それを進化させたのが「Logicool Flow」です。
まず、「Logicool Options」という専用ソフトをそれぞれのデバイスにインストールして設定します。
そうすると、「Easy-switch」で切り替えなくても、自動的に複数のデバイスでマウスカーソルを動かせるというものです。
要するに、マウスを持ったまま複数のデバイスを行ったり来たり出来るというものです。
試したことはありませんが、WidnowsやMacなど違うオペレーティングシステム(OS)間でも対応出来るとのことです。
また、「Logicool Flow」対応のキーボードを使うと、キーボードも追随します。
(詳細は後日キーボード編で触れます)
使用感
マウスの基本性能
マウスをいじっていて一番ムカつくのが「思い通りの場所にポインタが来ない」事です。
ちょっと動かしたつもりが、ポインタがどこにあるのか分からなくなったりした経験などあるかと思います。
そう言う基本性能はしっかりしています。
また、シングルクリックがダブルクリックになる不具合(チャタリングと言います)は、機械なので起きることもあります。
でも、「MX Master 3」は2年保証付きで、チャタリングを始めとする不具合発生時は新品交換になります。
(ちょっと対応が遅いですが・・・)
操作感
まず、最初に触ったときに「重い」と感じます。
これを単に「重い」とするのか「安定感」に感じるかは人それぞれだと思います。
僕も最初に持ったときは「重い」と思いましたが、今は「安定している」と感じています。
逆にその安定感が快適なマウス操作に繋がっていると思います。
オプションスイッチについて
「MX Master 3」は本当にいろんなオプションスイッチが付いています。
実は前出の「他のマウスには例を見ない機能」で説明したもの以外にも、オプションがあります。
正直言って、全部の機能をフルには使っていないです。
中にはショートカットキーで操作した方が早いものもあります。
ただ、ショートカットキーは頭と身体で覚えなくてはいけませんが、マウスの機能は身体で覚えられると思うのです。
そのため、どこまで使ってどこまで使わないかは人それぞれで、まずは手にしてみないと分からない点もあります。
Logicool Flowについて
複数のデバイス間で自由に動かせる機能・・・真っ先に思いついたのが株式やFXなどの「トレーダー」です。
この業種の方は多数の画面を同時に見ていることが多いです。
自宅のデスクトップPCは2画面構成ですが、テレビでトレーダーの人を見ていると4画面とか6画面見ています。
僕もレッツノートとデスクトップPCを使って、Logicool Flowで何が出来るか実験中です。
しかし、レッツノートには「ホイールパッド」というマウスの代わりが付いているので、ついついホイールパッドに手が伸びてしまうと言うのがあります。
最後に
新型コロナウイルス感染症でリモートワークが叫ばれています。
しかし、コロナが終息してもリモートワークは定着するのではないか?という声もあります。
そうなると、PCに釘付けになる時間はますます増え、身体への負担は更に増えるものと考えています。
僕は好きでPCに触っているので何時間向かっていても平気ですが、苦手という人もきっといるでしょう。
PCを使っていく中で、キーボードは変えることが出来ないかもしれませんが、マウスは自由に変えることが出来ます。
気になる方は大きな家電量販店で展示してあることがあるので、試してみるのも良いと思います。