病気スペックで糖尿病にも触れましたが、今まで糖尿病ネタはひとつも出していませんでした(汗)
今回は血糖値の測定に使っている「FreeStyleリブレ」(以下、リブレ)についてです。
※リンクが張れないので文字中心の記事になることをお許しください。
- あくまで患者本人による体験談、参考情報なのでご注意ください。
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- 血糖値測定とリブレ
- リブレで何が出来るか?
リブレで何が出来るか?
血糖値(グルコース)の測定が一瞬で出来る。
今まで血糖値の自己測定というと、指に針を刺して血液を出して、機械で測定という流れでした。
リブレは、専用のリーダーで上腕に装着したセンサーをタッチすることにより、一瞬で血糖値が分かります。
従来の採血による測定も出来る。
リブレが測定しているものは厳密には血糖値ではなく、グルコースと言っています。
(ただ、それを言っちゃうと混乱するので血糖値と表記しています)
そのため、明らかに低血糖や高血糖の数値が出てしまったときは、従来同様血液での測定も可能です。
リーダーには血液用の測定機能も付いています。
また、センサーが処方されるときに採血で使う紙(電極)も同梱されています。
自動的に血糖値の測定を行なっている。
センサーは15分毎に自動で血糖値を測定しています。
リーダーをタッチすると、その時点の血糖値だけでなく、過去8時間分の測定値も取り込まれます。
リブレの測定に必要なもの
センサー
血糖値を24時間常時測定し、測定結果を8時間分保管しておくことが可能です。
センサーは上腕部の裏側にセットし、2週間測定が可能です。
お風呂など水分がかかっても使えます。
そのため、トラブルが無い限り、一度装着すると2週間は付けっぱなしになります。
一度外したり外れたセンサーは再装着出来ません。
リーダー
リーダーはセンサーからデータを取り込んで、過去の血糖値が分かるようになっています。
何ヶ月分貯め込めるのか分かりませんが、過去数ヶ月分は遡って確認出来ます。
スマホで測定
2021年2月にAndroidとiPhone(iOS)で「FreeStyleリブレ Link」が使用開始になりました。
リーダーが無くてもスマホで測定することが可能になりました。
(採血の測定は不可)
リブレViewと測定結果
最終的に測定したデータは「リブレView」というクラウド管理システムに蓄積されます。
リブレViewでは血糖値の日内の変動や、1日の平均値などがPDFファイルで分かるようになっています。
リブレView への取り込み方はリーダーの場合パソコン(USBケーブル)経由、スマホの場合は自動でアップロードされます。
クラウドを経由して、医療機関側でもリアルタイムに見れるようですが、詳細は分かりません。
リブレのメリット
健康保険が適用される
誰でもと言うわけではないようですが、注射(GLP-1やインスリン)を打っている人は適応になるようです。
いつでもどこでも自由に測定できる
以前は外出時にリーダーを忘れて8時間経ってしまい、データが飛んでしまった事が何度かありました。
今はスマホでも測定できるので便利になりました。
おかしいと思ったときは採血の測定も用意されている
血糖測定で一番確実なのは採血で測定することです。
そのため、リブレのデータがおかしいと思ったときは、採血して確かめることが可能です。
僕の場合は、下は80(mg/dL)を切ったとき、上は250を超えたときに採血することに決めています。
以前、リブレの値が70だったときがあり、採血したところ50と出てしまい焦ったことがあります。
※50を切ると昏睡など危険な状態に陥るとされています。
参考サイト:糖尿病情報センター
データが全てクラウドで管理される
僕はリブレを2020年10月に開始しましたが、全てのデータがクラウドに蓄積されています。
今後何年間蓄積されるのかは分かりませんが、長期間の血糖値の変動が見れるのは間違いなさそうです。
測定データはいつでもPDFや印刷でレポートが出せる
保管されているデータなら、過去に遡ってレポートが出せます。
デメリット
センサーのデータが8時間分しか保管されない。
この「8時間」という時間は機械上の限界なのか定かではありません。
当然、8時間以上睡眠するとその分データがなくなります。
僕は寝るときは10時間とか眠る時があるので、そういう場合は深夜のデータが無くなってしまいます。
センサーのトラブル
機械なので仕方ない部分もありますが、トラブルもあります。
実際に経験したトラブルは次の通りです。(全て交換対応になりました)
- 使用不可能のエラーが突然出た。
- 腕がぶつかって、動作しなくなった。
- 装着部位の痛み。
- 起床後に紛失に気付いた。
- 入浴中に身体を洗っていたところ、外れてしまった。
- センサーを付けようと思ったところ、装着する器具から外れずに失敗した。
トラブルではないのですが、MRI検査で外した場合は交換対象外になります。
最後に・・・
リブレのサイトへのリンクは禁止されていると思うので、あえて画像を出さないで来ました。
糖尿病での血糖測定のページについても出しておきます。
(参考サイト:血糖測定について/アボット社)