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精神科のトリセツ ~入院編

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元システムエンジニアで、現在患者の「いなほ」です。


今回は精神科のトリセツ ~入院編です。

入院は入院でも精神科はちょっと特殊で独特です。

こんなこと書いてしまうと、最初から入院したくないと思うかもしれません。
でも、入院を検討されている方のためにも、参考になればと思います。

  • あくまで患者本人による体験談、参考情報なのでご注意ください。
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  • 一般の病院と精神科病院の入院はちょっと違う?
  • 精神科には鍵のかかった病棟がある

入院の形態

「形態」と書いてしまうと分かりにくいかも知れません。
しかし、形態次第では入院中の生活にも影響を及ぼすことがあります。

精神保健福祉法によって主に任意入院と医療保護入院に分かれます。

任意入院

患者さん本人の同意に基づく入院。任意入院に際しては、患者さん自ら入院する旨を書面に記載する必要があります。

医療法人水の木会

医療保護入院

精神保健指定医の診察の結果、医療および保護のために入院が必要とされ、保護者の同意がある時は、患者さんの同意がなくても入院することができます。

医療法人水の木会

入院形態と入院生活への影響

この2つの入院形態ですが、入院生活にどんな影響が出るかまとめてみました。

任意入院医療保護入院
入院する病棟開放病棟もしくは閉鎖病棟閉鎖病棟
行動制約自由行動
(病棟外行動時はスタッフ付き添いになる場合もある)
病棟外行動時はスタッフ付き添いが多い。
入院時の手荷物検査(危険物チェック)ない(閉鎖病棟の場合はある場合もある)あり
病棟に入るときの手荷物チェックあり(開放病棟の場合はない場合もある)あり
携帯電話・スマートフォン使用可能不可の場合がある(不可の場合はスタッフに預けるか家族が持ち帰る)
入院形態と入院生活への影響

入院生活について

入院する病棟

どちらの病棟に入るかは主治医が判断します。

閉鎖病棟

  • 病棟の入口に鍵がかかっています。
  • スタッフに開けてもらわないと出入りが出来ないです。

開放病棟

  • 昼間は開いており、自由に出入りが可能です
  • 開放病棟自体が少数の病院が多いです。

行動制約

患者の重症度に応じて、いろんな行動制約が取られます。
重い順に一例を出してみました。

  1. 病棟内のみ
  2. スタッフ付き添いのうえ院内移動可
  3. 単独院内移動可
  4. 家族同伴で院外外出可
  5. 単独院外外出可

入院時の手荷物検査(危険物チェック)

  • 入院時に危険物を持ち込まないかチェックされます。
  • 基本的に病棟に持ち込む全ての物(下着なども含む)がチェック対象になります。
  • スタッフによる目視確認が行なわれます。
  • 女性患者の検査に男性看護師が現れた場合は、女性看護師に変更可能な場合もあります。

危険物の一例

危険物と判断された場合は、スタッフ(ナースステーション)預かりになるか、家族が持ち帰るように言われます。

  • ハサミ
  • カッター
  • カミソリ(T字I字)
  • ドライヤー
  • タバコ
  • ライター
  • 爪切り

病棟に入るときの手荷物チェック

  • 院内の売店で買い物をした際、上記の危険物が紛れ込んでいないか目視確認が行なわれます。
  • 買い物袋や手提げバッグなどをスタッフに開けて見せます。
  • 財布や着衣の中まで見られることは一度もありませんでした。

携帯電話・スマートフォン使用

スマホが原因で精神疾患になってしまい、通話したりSNSをしたりするのが問題だと判断されると禁止される場合があります。
ただ、症状が落ち着いてくると許可される場合があるようです。

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まとめ
  1. 精神科の入院携帯には主に任意入院と医療保護入院があります。
  2. 入院形態によって、入院生活にも制限が出る場合があります。
  3. 閉鎖病棟と開放病棟があります。

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